ヘッドライナーは日本の競走馬、2010年CBC賞優勝馬。社台サラブレッドクラブの出資馬であり、募集価格は1口50万×40口の2000万円。馬名の由来は「主演者、大スター」。
戦歴
2007年4月の競走馬デビュー。当初は牡馬として出走を重ねるも気性的問題から上位人気に反し着外を繰り返し、2008年の4歳夏前に去勢措置が施される。同年の7月騸馬として戦列に復帰したヘッドライナーは体質面の弱さからデビュー当初よりダート戦を使われてきたが、後に芝路線を歩むようになる。
去勢効果の他、足元の良化で芝で力が出せるようになったことから頭角を表し堅実な走りを見せるようになった同馬は2009年の2月にオープンクラスへと昇格を果たすも、「攻め(調教)ではオープン級だが気分屋で余力があっても勝手に走るのをやめる」と管理する西園調教師(以下西園)より評され昇格後はもうひとつの内容が続いたが、同年暮れの尾張ステークスを逃げ切りで制し初の現級勝ちを記録すると、翌2010年高松宮記念では7着ながら勝ち馬からコンマ3秒差の内容を残すなどオープンクラスのレースでも好走を見せはじめる。
その後距離不適を懸念されたテレビ愛知オープン2着を経てCBC賞に出走、近走の充実から「自力強化は明白」と成長ぶりを窺わせたヘッドライナーは、傑出馬不在で混戦となったこのレースでも逃げ切り勝ちを決め優勝、生涯唯一の重賞勝ちを記録。デビュー当初は先行からの抜け出しを主な戦法とし勝ち鞍を積み上げていたが、「ハナにこだわってこそ力を出せるタイプ」と西園が評す通り、現役中期からは逃げに徹し本格化、これが重賞制覇へと繋がることとなった。
逃げ馬という脚質から同型馬との兼ね合いを幾度も懸念され、スタートダッシュに躓くと大崩れする脆さも持ち合わせていたヘッドライナーはCBC賞以降勝ち星から遠ざかり、2桁着順が続いていたものの7歳となった2011年テレビ愛知オープンでは59キロ・距離などの不安要素に反発し1年ぶりの勝ち鞍をマーク。「結局逃げてナンボの馬」と評価され往時のように行ききれなくなった現役後期まで逃げ一辺倒のスタイルは定着することとなった。
ヘッドライナーは西園の「もう一花咲かせてやりたい」という思いから、8歳となる2012年まで現役を続行も、同年阪急杯15着を最後に競走馬を引退。引退後は高知県土佐黒潮牧場にて功労馬として余生を過ごしている。
競走成績
血統表
脚注
外部リンク
- 競走馬成績と情報 netkeiba、スポーツナビ、JBISサーチ、Racing Post
- ヘッドライナー - 競走馬のふるさと案内所
- ヘッドライナー - 引退名馬(名馬.jp)


