落合 稔(おちあい みのる、1947年-)は、日本の会計学者、明治大学名誉教授。元 明治大学専門職大学院グローバル・ビジネス研究科 専任教授、研究科長。専門は、会計学、経営戦略会計。実務家出身の研究者。
栃木県出身。栃木県立栃木商業高等学校を卒業後に明治大学へ入学、監査論の中で会計監査人の精神的独立性を表す『独立不羈』という言葉に出会い公認会計士を目指すことを決意。明治大学大学院商学研究科に進学、在学中に公認会計士2次試験合格。同大学院修了後、米国系監査法人に勤務した後、株式会社トミーに入社、米国現地法人に赴任、トミー本社にてCFO(最高財務責任者)等を経て、『CFOカレッジ』を起業し独立。2004年に日本版MBAの明治大学専門職大学院ビジネススクールの創設に伴い同大学院の教授に就任。同大学院の研究科長として、先進的に国際化へ取り組み、国際認証機関EFMDの国際認証(EPAS認証)の取得を成功に導くなどの実績を有する。
人物・経歴
略歴
- 1947年 栃木県生まれ
- 1966年(昭和41年) 栃木県立栃木商業高等学校商業科卒業
- 明治大学卒業
- 1973年 明治大学大学院商学研究科修士課程修了、在学中に公認会計士2次試験合格
- アーサーアンダーセン(米国系監査法人)勤務
- 1978年 株式会社トミー(現タカラトミー)入社。米国トミーにてトレジャラー、日本本社にて専務取締役CFOに就任
- 経理、財務、法務、システム担当をはじめとして、IPO、M&A、新規事業開発、事業再生、グループ経営管理、IR等々を担当
- 2002年 CFOカレッジ代表取締役に就任
- 2004年 明治大学大学院グローバル・ビジネス研究科教授就任
- 担当科目は「経営戦略会計」、「ビジネスプランニング」等々。
- 2008年~ 明治大学専門職大学院グローバル・ビジネス研究科 研究科長など歴任
- 2018年3月 同大学院定年退任
- 2018年4月 明治大学名誉教授
委員歴
- 東京家政学院大学 監事
- 防衛省契約制度研究会 委員
- 財団法人大学基準協会の経営系専門職大学院認証評価第6分科会 委員
講演
- 1992年4月 栃木商業高等学校創立記念日講演会において同窓生として講演「21世紀に生きる若人へ」
主な業績
単著
- 新規事業のビジネス・プランニング、千倉書房、2013年
- CFOの戦略会計、中央経済社、2004年
- 国際財務へのパスポート、日本能率協会、1988年
共著
- (石井明との共著)財務諸表の分析入門、千倉書房、2010年
- (岡俊子、秋葉賢一、ほかとの共著)CFOハンドブック 、中央経済社、2006年
- (山口不二夫ほかとの共著)中小企業新会計制度、東京教育情報センター、2003年
- (田畑正英との共著)ザ・マネジメント―ゼミナール・企業経営入門、六法出版社、1987年
論文
- CiNii>落合 稔
関連人物
- 山口孝
- 山口不二夫
- 石井宏宗
出典・脚注




