道祖神(どうそじん)は神奈川県真鶴町で確認されている11か所24基の石造文化財である。
概要
真鶴町では「塞の神(サイノカミまたはサエノカミ)」と呼ばれており、悪霊を防ぐ職能を持った神が本来の道祖神であった。地域の実情によって多様な職能を持つようになった。真鶴の言い伝えの一つによると「さいの神さんは、子供の神さんだから大人はさわるものじゃない」という言葉があり、戦争前までは大人が祈願して欲しいことがあると子供達に頼んで祈願してもらっていた。 その形態は小田原地方とは異なり、単身僧形座像が主流をなしており、伊豆地方のものとの類似性が極めて強いのが特徴の一つであるため、伊豆の文化圏と民族的なつながりを持っていたのではないかという示唆を与えている。町内の西の道祖神で天保15年(1844年)に道祖神の石像が造営されていたことが確認されており、他は年代が不明なものや明治以降となっているが、これまで人々の生活の中に大きな役割を果たしてきた。
祭事・催事
・道祖神祭り - 1月
道祖神一覧
脚注
関連項目
- 箱根ジオパーク(真鶴エリア)
- 道祖神
- 本小松石
- 岩村 (神奈川県)
- 真鶴町コミュニティバス
- 熱海鉄道
参考資料
- 真鶴の文化財≪第4集・信仰編≫ 真鶴町教育委員会
- 文化財だより第9号平成8年3月 真鶴町教育委員会
- 神奈川県立真鶴半島自然公園 真鶴さんぽ
外部リンク
- 神奈川県立真鶴半島自然公園 真鶴さんぽ (PDF)




