罫線(けいせん、英: rule)とは、複数の項目を二次的に区切るのに用いる線状の組版材料である。
罫線の種類
罫線には罫線属性と呼ばれる太さや形状に由来する種別があり、各々が様々な目的で用いられる。
主な罫線を次に示す。
- 横方向の罫線を横罫、縦方向の罫線を縦罫と呼ぶ。
コンピュータにおける使用方法
テキストファイルにおいては罫線素片を使用する。
HTMLで使用する場合はtableタグを利用する。横罫のみの場合にはhrタグを利用する。
多くのワープロソフトにおいては罫線を引いたり、罫線のついた表を作成する機能が標準で付属している。
表計算ソフトのセルの周囲などに、ひくことができる。
その他
元来、目のように卦けることから罫と呼ばれる。
将棋や囲碁で使用される盤にある線を罫と呼ぶ。
折り紙においては山折を一点鎖線または二点鎖線で、谷折を破線で表記することが多い。また、波線や点線を使用して切り取り線とすることが多い。
脚注
注釈
出典
参考文献
- 秋草直之「情報システム設計」『情報管理』第16巻第3号、1973年6月1日、221-231頁、doi:10.1241/johokanri.16.221、2019年9月13日閲覧。
- “印刷用語集”. 日本印刷産業連合会. 2019年9月13日閲覧。
- “罫線”. 印刷用語集. 日本印刷産業連合会. 2019年9月13日閲覧。
- “ミシン罫”. 印刷用語集. 日本印刷産業連合会. 2019年9月13日閲覧。
- “破線罫”. 印刷用語集. 日本印刷産業連合会. 2019年9月13日閲覧。
- 実定法規
- 日向市訓令第10号(昭和40年12月10日施行)「帳票の設計基準」
- 防衛装備庁調達管理部長『防衛省仕様書の印刷用原稿の作成要領について』(PDF)(レポート)2015年10月1日。http://www.clearing.mod.go.jp/kunrei_data/j_fd/2015/jz20151001_00151_000.pdf。2019年9月13日閲覧。
- 標準・規格
- JIS X 4051:2004「日本語文書の組版方法」(日本産業標準調査会、経済産業省)
- JIS Z 8303:2008「帳票の設計基準」(日本産業標準調査会、経済産業省)
- JIS Z 8125:2004「印刷用語-デジタル印刷」(日本産業標準調査会、経済産業省)
関連項目
- 罫線素片



