カスタニャッチョ(イタリア語: castagnaccio)は、イタリア・トスカーナ地方の伝統菓子。農民発祥の菓子で、トスカーナ地方全域で食され、トスカーナ地方では「秋の味覚」とされる。
ローマ帝国にまでさかのぼれる菓子である。
概要
トスカーナ地方は栗(カスターニャ、castanea)の産地であるが、その栗を粉にしたもの(ファリーナ・ディ・カスターニャ)を用いた菓子であり、栗の収穫が行える秋から冬にかけて作られる。秋からの冬の時期にかけては、トスカーナ地方のスーパーマケットでの販売もあるほか、各家庭でも作られる。
厚さは1センチメートル程度であるが、かつては5ミリメートルほどの厚さであった。
デザートとして食べられるほかに、朝食や午後のおやつとしても食されている。
名称について
地方によって以下のように名称が異なる。
- リヴォルノ - トッポーネ(toppone)
- ルッカ - トルタ・ディ・ネッチョ(torta di neccio)
- アレッツォ - バルディーノ(baldino)
出典
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