有限会社昭和水産(しょうわすいさん)は、愛媛県八幡浜市向灘に本社を置く、沖合底曳網漁業、鮮魚及び水産物加工品の製造・販売事業を行う水産会社である。

企業理念は「一魚一会」。

概説

本社の置かれる愛媛県八幡浜市、そして山口県下関市において、古くから沖合底引き網漁業(トロール漁業)を行う会社である。

かつて八幡浜市では27統54隻のトロール船が操業していたが、現在は四国で唯一、昭和水産の1統2隻のみ操業している。

また、2019年(令和元年)9月より、およそ30年ぶりの新造船による体制がスタートし、八幡浜市の水産業活性化にさらなる期待が集まっている。

沿革

  • 大正時代 - 宮本光太郎が打瀬網漁業を創業
  • 1948年(昭和23年) - 宮本仁左夫が天神水産株式会社設立(第1・2天神丸)
  • 1958年(昭和33年) - 天洋水産に事業承継(第5・6天洋丸)
  • 1962年(昭和37年) - 宮本漁業株式会社設立
  • 1963年(昭和38年) - 有限会社丸二産業設立(魚函製造、不動産事業等)
  • 1964年(昭和39年) - 有限会社昭和水産設立
  • 1968年(昭和43年) - 宮本漁業より分離、昭和水産が事業継承(第25・26海幸丸建造)
  • 1971年(昭和46年) - 有限会社佐賀水産設立(第1・2仁洋丸)
  • 1976年(昭和51年) - 第35・36海幸丸建造
  • 1984年(昭和59年) - 第21・22仁洋丸建造
  • 1988年(昭和63年) - 第11・12仁洋丸建造
  • 1989年(平成元年) - 第15・16海幸丸建造
  • 1991年(平成3年) - 昭和水産トロール市開設、流通事業部設立
  • 1995年(平成7年) - 第21・22仁洋丸建造
  • 1999年(平成11年) - 丸二産業を吸収合併、事業統合
  • 2004年(平成16年) - 小売店舗、流通加工センター増改築
  • 2013年(平成25年) - 昭和水産トロール市改築、飲食事業開始
  • 2014年(平成26年) - 第1・第2網代丸の船舶・漁業権を購入取得、操業を開始
  • 2016年(平成28年) - 下関漁港生産力強化緊急対策事業により第1・第2海幸丸のリシップ実施
  • 2018年(平成30年) - 同事業により第21・22仁洋丸のリシップ実施
  • 2019年(令和元年) - 水産業競争力強化漁船導入支援事業により第15・第16海幸丸建造(代船各125t)

事業所・アクセス

本社
愛媛県八幡浜市向灘(JR八幡浜駅から車で15分、八幡浜港から車で5分)
支店
山口県下関市大和町(JR下関駅から徒歩4分)
直売所
愛媛県八幡浜市沖新田(JR八幡浜駅から車で10分、八幡浜港から徒歩5分)

脚注

外部リンク

  • 公式ウェブサイト

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